雨の日はサイアクなんだ。

そういう日に限って傘忘れるし。靴がおろしたてだったりするし。
雨宿りに寄ったファミレスでは、君がまた違う女の子を連れてるし。
・・・はぁ。
いくら俺が『ラッキー千石』って呼ばれてても、ラッキーでかばえない日もあるわけで。


ほんと雨の日ってサイアク。





アメノチハレ 〜rain said〜




部活の仲間と雨宿りだーと立ち寄ったファミレス。
部活で発散できなかったせいか、いつもより元気な後輩たち。
広々場所を陣取って、あれやこれやとおしゃべり大会。
あぁ、そんな騒ぐな!アイツにばれちゃう!


「あれ?千石先輩?今日はなんか大人しいっすね?」


不意に、ずいぶんでかい声がかけられる。
うっわ!うっわ!そんな遠くから俺を呼ぶんじゃないよ!室町!
ばれるって言ってるだろ!

あぁ・・・言わんこっちゃない。

一瞬・・・だけどしっかりと目が合ったよ。

そんな顔しなくても大丈夫。邪魔したりしないから。

できないから・・・


「・・・メンゴ、南。俺・・・帰るわ」
「千石?」




部活の仲間と騒ぐのは楽しい。でも今日に限っては別だ。
あのままアソコにいるのは、さすがの俺でもちょっと堪えるよ。
だから・・・雨の日はサイアクなんだって。
どんよりした雨雲がそのままの俺の心みたい。


「これ以上嫌なことが起きないうちにか〜えろっ!」





パシャンッ パシャンッ   パシャンッ パシャンッ
    パシャンッ パシャンッ   パシャンッ パシャンッ


パシャンッ・・・





「・・・・なんでついてくるの?」


「・・・」


「おニュ〜な彼女さんとよろしくやってればいいのに。」


「あれは・・・!」


「珍しいね、君が言い訳するなんて。
 いいんだよ?浮気しても。 俺には君を束縛する権利なんてないんだから。
 じゃあ…ね。」


「おい!千石!!」





もう・・・サイアクだ。
あんなコト言うつもりなかったのに・・・。
言って後悔するのは、いつも俺なのに・・・!
これも雨のせいかな?そーゆーコトにしておこう。
雨を憎んで終わりにしよう。





頬に伝わるモノも・・・雨の雫だということに・・・








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